ライヒャ作曲 「木管五重奏曲」 作品88の5


第一楽章 Andante cantabile - Allegro non troppo
第二楽章 Andante
第三楽章 Menuetto, allegro - Trio
第四楽章 Finale, Rondo(Allegro)
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チェコのプラハ出身のライヒャ(1770-1836)はベートーヴェンと同年生まれで、彼と同じボンの楽団にヴァイオリンおよびフルート奏者として加わり、後にパリ音楽院の作曲科教授を務め、管弦楽曲はもちろん、声楽曲や劇場作品まで幅広く筆をとり、理論家としても名声を博した人物でした。
 今日ではもっぱら木管楽器の室内楽作品で知られており、特に25曲にも及ぶ木管五重奏曲は、この編成の作品の根幹をなすとともに元祖でもあり、合奏を勉強する教材としても重要なレパートリーとなっています。
 アンサンブル・レジェでは1994年の「第四弾」定期公演よりライヒャの木管五重奏曲を1番から番号順に不定期に取り上げています。
 第5番は4楽章形式で書かれ、第三楽章でホルンが同じ旋律を12回繰り返す部分はこの作曲技法(フーガ)のスペシャリストでもあったライヒャの特徴がよく表れています。