ダンツィ作曲 五重奏曲 ト長調 作品67-1

第一楽章 Allegretto
第二楽章 Andante con moto
第三楽章 Menuett Allegro-Trio
第四楽章 Allegretto moderato
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フランツ・ダンツィ(1763-1826)はドイツに生まれ、ベートーヴェンとほぼ同時代に活躍したドイツの作曲家です。23歳年下のウェーバーと親交が深く、強い影響を受けたと考えられています。ダンツィは16曲のオペラ、8曲の交響曲など幅広いジャンルに数多くの作品を残しましたが、一部の協奏曲以外は今日ではほとんど忘れられてしまいました。その中で、全部で9曲残された木管五重奏曲(作品56、67、68)は、簡潔でメロディのはっきりしたバランスの良さから、この編成のための貴重なレパートリーとして広く愛好されています。レジェでは、長い(?!)定期公演の歴史の中で、第8回公演で木管五重奏曲Op.56の1を演奏しました。Op.56に続いて作曲、出版されたOp.67の3曲(本日演奏するト長調が1曲目)は、同時代のライヒャと比較すると技巧的に無理をせず伝統的な形式で構成されていますが、和声特に内声の扱いで、大胆な実験が試みられています。そして、この時代の木管奏者が身につけつつあったダイナミックスレンジの広さや繊細なアーティキュレーションを活用して、半音階書法や当時としては異例な音域を多用しています。