プロコフィエフ作曲 「ペーチャとおおかみ」



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プロコフィエフの代表作です。子供のために書かれた曲です。子供向けの童話をナレーターが語り、それに合わせてオーケストラが各場面に合った音楽を演奏する形でお話が進行します。この作品で特徴的なのは、物語の登場人物それぞれにテーマ音楽があり、それを別々の楽器が担当している点です。このテーマ音楽はワーグナーのオペラなどで使われているライトモチーフと同じような働きをします。

オーケストラで演奏される場合は、それぞれのテーマは次のような具合です。
小鳥:フルート
あひる:オーボエ
猫:クラリネット
おじいさん:ファゴット
狼:ホルン三重奏
ペーチャ:弦楽合奏
猟師の銃声:ティンパニと大太鼓
どれも大変分かりやすい楽器の使用法です。今回のレジェ編成版では楽器が足りなかったり代用だったりしますが、物語に先だってこれらのモチーフの紹介があります。このアイデアをもとに書かれた室内楽作品も存在します。
物語の展開はプログラムに書いてあるとおりですが、この曲はナレーターの役割が大きなポイントになります。